リリー(メリッサ・マッカーシー)とジャック(クリス・オダウド)は、
大切な人を失い、立ち直れずにいました。
ジャックは入院中で、リリーは毎週夫を訪ねる日々。
そこの心理士に、薦められたラリー医師をリリーは尋ねると、ラリー医師は現在は獣医師でした。
リリーは前へ進もうと思い立ち、荒れていた庭の手入れを始めますが、
一羽の鳥に、邪魔ばかりされます。鳥の相談と言いつつ、ラリー医師を訪ねますが・・・
2021年の映画。Netflix。
悲しみがなくなる日は来ないとは思いますが、
夫婦で、なんとか折り合いをつけて前を向けたら。。。
そうは思っても、
心を閉ざしてしまうこともあって。
こうなったのは、自分のせいかも。
そう思ってしまったら、目の前の相手にどう向き合っていいか、
わからなくなることって、きっとありますよね。
そして、自分も苦しいけれど、
もちろん同じ痛みを抱えている、相手だって苦しいんだってこと、
忘れるわけじゃないんだけれど、そこに目を向ける余裕はなくなってしまうように思います。
リリーは、ジャックが元気になって、
また元通りに暮らせると思っている。
。。。と、ジャックは思っていて、
ジャックは、もう「元通り」などないと思い、
気遣ってくれるリリーが、元気そうに見えて、拒絶しそうになります。
リリーだってもちろん、元通りに戻れるとは思っていなくて、
それでも、前を向かなきゃいけないとは思ってる。
2人とも、気持ちは一緒なのに、
ちょっとすれ違ってしまっていて、
でもそれって、お互いの本音を言わずに、相手を思いやっているからなのかなって。
自分の気持ちは二の次で、相手に元気になってもらいたい。
自分だって、充分悲しいのに。
それをまずは認めないと、
その次へは進めないのかなって思いました。
自分の心が何考えているか、
見えない方が、自分が楽ってことは多々あって、
だから、
「辛い」や「苦しい」は、見えない方が、よっぽど楽なのだけれども。
向き合うことには、勇気がいる。
「辛い」や「苦しい」を見ないままの方が、
ずっと楽なこともあると思います。
それでも、少しずつでも、自分の心に目を向けられた時。
人はまた、誰かと繋がっていけるのかもしれません。
この映画は、その過程をとても優しく描いていました。
とてもいい映画でした。


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