※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
11歳のソフィ(フランキー・コリオ)は、
父カラム(ポール・メスカル)と夏休みにトルコへ旅行に行きます。
楽しい思い出が、カメラには残されていますが、
31歳になったソフィは、残された思い出を振り返りながら、父の気持ちを辿ろうとしますが・・・。
この作品は以下の配信サービスで視聴できます。
2022年の映画。
観終えた後、観た方に色々な考え方を残す作品だなぁ・・・と思った映画でした。
11歳のソフィには、
とても楽しい思い出の記憶だったのだけれど、
父カラムにはきっと、この後何かあって、
大人になったソフィの傍にはもう、いないのかな・・・というのが、私の想像。
そして多分、遺された人たちが、
「どうして?」って答えのない問いをずっと持ち続ける最期だったのかなぁ・・・と思う。
誰かのことをすごく愛していても、
ふと訪れる孤独や不安に飲み込まれてしまうことってあって。
それでもう何もかも嫌になってしまうこともあって。
本当は、そういう気持ちをどうにかしたいんだけれど、
どうにもできない時もあって。。。
それは、心から愛する存在が居ても、それでも気持ちが上向かない時もあって。。。
でも、
遺された方は、
「何かできたんじゃないかな?」って気持ちに絶対なると思う。
あの時、何かサインを出していたんじゃないか?とか。
幼いソフィは、精一杯父との時間を楽しんだし、
父もそうして欲しかった。
ただ、その後ソフィは、
「あの時、本当は何かできたかな?」
って結局考えさせられることになってしまって。。。
でも多分答えは出ないのかなぁと思う。
人を大切に思う気持ちと、
自分が抱える心の痛みが、
一緒に併走してしまうから。
ソフィもきっと、大人になって父と同じくらいの年齢になった時、
子どもの頃には見えなかった父の苦しさを少しずつ理解し始めたのかな。
だから、この映画は「父と娘のひと夏の思い出」を描いた作品であると同時に、大人になってから、もう会えない父を理解しようとする娘の物語でもあったように感じます。
答えは最後まで示されません。
それでも、だからこそ観終えた後もカラムやソフィのことを考え続けてしまう――そんな静かな余韻が、いつまでも心に残る作品でした。



コメント