すべての見えない光│見えない光は確かにある│【ドラマ】

海外ドラマ

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2023年の、Netflixのドラマ。全4話で、
アンソニー・ドーアによるベストセラー小説をドラマ化した作品です。

第2次世界大戦下のフランス。
全盲のマリーは毎晩、短波のラジオ放送で声を届けていました。
ドイツ兵のヴェルナーは、その発信源を特定する任務を負っていました。
マリーもヴェルナーも、幼い頃聴いていた、
「教授」の声が、希望の光だったのですが・・・。

1話・2話と観て、
極悪非道なナチスの姿に、とても憤りを覚えました。
欲しいもののために人を殺し、家族を人質にしてまで手に入れようとする姿。

ヴェルナーは、孤児院でずーっと育ってきて、
非凡な男の子でした。
その才能を買われ、軍へと半ばさらわれる形で、入ります。
自分のやっていることは、間違っているとわかっているけれど、
唯一の家族である妹の命を脅かすという上官の脅しに、
従わざるを得ない状況でした。

同じような状況にもしなって、
「家族の命がどうなってもいいのか?」って言われたとき、
自分がこれからやろうとしている行い、やってしまった行いが、
間違っているってわかっていても、
従わないで、正しいことを主張できるかな?って考えた時に、
正しいとわかっていても、貫けるかは難しいと思いました。

マリーが個人的にも、
将校に狙われていたのは、彼女が所持しているもののせいでした。
父・ダニエルが、ナチスから守るために、持っていたものを、
彼女にこっそり託したからなのですが、

愛する人を想う気持ちと天秤にかけたら、
それを守るために、犠牲を払うことって、無駄のように思いました。
それでも、それを狙うものからすると、
それはとても意味のあるもの。。。
人の「愛」以上に重要なものなんて、この世にあるのだろうか。

戦争が、人を狂わせたと思う。
でも、その火種って、
人のエゴとか、執着心とか、そういったものかなって。

火種がもとで、大火事になったとき、
「元々はなんだった?」って思っても、
もうその時は、
「そんなことより、この火事をなんとかしなくちゃ」という状況になれば、平常ではいられない。
そうなったとき、自分を守るか、人を想うか。

自分を守るな、人の犠牲になれ。
って言いたいわけじゃないのでね。
でも、「自分を守る」も、方向を間違えると、
やっぱり違う気がして。。。

そういう状況でも、
1人1人の心に、
消えない「光」が、人の中には確かにあると感じました。
光というか、良心というか、
起きている出来事が、「何か違うんじゃ?」って感じる違和感というか。。。

自分が感じた、
「それ」は、正しいと思う。

「思い込み」との違いって、それで傷つく人がいるか、いないか。
そんな基準かな・・・って。

普通の人たちが、
「より良い明日」を思って、信じたものが、形になったから
最後スッキリしたのもあるけれど、

自分が信じたものが正しかったんだ。
ってわかったんだね。っていうのを感じたから、
スッキリしたのかな・・・とも思いました。

戦争は人を狂わせる。
でも、それでもなお、
人の中には消えない「光」があるのだと思った。

それは、強さでも、価値でもなく、
誰かを想う気持ちや、
「何か違う」と感じる違和感のようなもの。

高価なダイヤでも、強い軍人でもなく、
すべてを脱ぎ捨てた先に残るのは、
“守りたいものを持つ普通の人間”でした。

だからこそ、
世の中は完全に悪に染まりきらないのかもしれないですね。

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