セント・オブ・ウーマン/夢の香り【映画感想】

映画

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チャーリー(クリス・オドネル)は、名門高校に奨学金で通う苦学生。
クリスマスの休暇に、実家に帰るためのバイトをすることに。
そのバイトというのが、盲目の男性・フランク(アル・パチーノ)の見守りでした。
気難しいフランクの付き添いで、NYに行くことになる、チャーリー。
実は、NYへの旅行に行く前に、友達の悪ふざけを目撃して、
校長先生から、悪ふざけした生徒の名前と引き換えに、ハーバード大学への進学を持ち掛けられ、
悩んでいました・・・。

1993年の映画。

最近、昔観た映画を観直しては感想を書いていますが、
こちらもその1本。

フランクは、
NYの旅の最後は、「死」を選ぼうとしていました。
自分の世界には、暗闇しかないことで、
生きる希望を失っていたように思います。
・・・たぶんちょっと毒舌なのは、
視力とは関係がないとは思うんですが、
素直になれずに、人を遠ざけていたんだなぁ・・・って。

自分の中に、恐れとかがあると、
人って外へ攻撃的になりがちかなぁと。
自分の痛みが、自分で見えてしまって、
それが自分のものだと、認めるのが怖いから。

そして、フランクの年齢的なものかとも思うし、
「軍人」は強いもの・・・みたいな考え方にしばられると、
なかなか弱い部分は見せられないかなぁって思う。

でも、フランクは、
旅の最後に、自ら死を選ぼうとしていましたが。。。
死を選ぶ方が、自分の気持ちを吐露するよりいいだなんて。
・・・そんなことは絶対にないと思う。

チャーリーは、
若くて、賢くて、素直。
最初、フランクに出会ったはいいけれど、
フランクの性格に圧倒されてしまいましたが、
フランクの心に真っすぐ向かってくれたから、
チャーリーとぶつかり合ったんだろうな。って思います。

この映画、「名作」として、名高いと思いますが、
改めて観直してみて、
正直に言うと、私自身はこの作品を

“圧倒的な名作”として受け取れたわけではありませんでした。
でも、弱さを見せられない大人の孤独や、
まっすぐな若さがその心を揺らすことの尊さが、
とても印象的だったなぁ~って思いました。

そして、
チャーリー。
フランクとNYへ行く前に、
同級生たちが校長先生にした、あるいたずらで、
高校生活の苦境に立たされていました。

高校の同級生たちは、
いいところのお坊ちゃまばかりで、
チャーリーとは価値観がズレた子たち。
それでもチャーリーは、
裏切ることはしたくない。
でも、裏切らないと、自分の将来が危うい・・・。

いたずらした方が悪いし、
チャーリーの立場を利用して、脅す校長先生も悪いんですが、
チャーリーは、何一つ悪いことはないけれど、
後ろ盾がない・・・って時に、
フランクの存在があって。
フランクという存在がいなければ、
チャーリーはもっと弱い立場のままだったかもしれませんが
自分の心に嘘をつかないということが、
ちゃんと果たせてよかったと心底思いました。

Netflixで視聴できます

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