月別アーカイブ: 2015年4月

百万ドルは花嫁を賭けて

ここ数日、「読み返したい」とベッドの横に置いておいた、
「百万ドルは花嫁を賭けて」(原著タイトル「The Bet」)
寝る前に読みましょ。って思って、開いたはいいんですが数行で眠ってしまいまして。

最初から読み返そうというよりは、好きなところからまず・・・。が、一番読めるかも。(ちなみに、寝落ちは本が退屈なのではなく、眠気に勝てなかっただけです)

と、いうわけで、所々読み返しました。

前に読んだのは原著の方で、正直感想も自信がなかったんですが、改めて日本語訳を読んでみましたが、以前読みながら頭で繰り広げた物語の世界が、変わりなかったので、ちゃんと読めていてホッとしました。

主人公ケイシーの16歳のお誕生日のビデオを大人になったケイシーが見る場面があるんですが、
前も泣けたところで、また泣けました。その主人公ケイシーを子供の頃から愛していながら、大人になった今も、その想いを告げられずにいるトラヴィスだったのですが、
以前読んだ時からずーっと疑問が、

”ケイシーが。”と、言いながら、トラヴィスは既に「大人の男」なんですよね。
ケイシーだけを愛してきたはずなのに、ふーん。なんて思ったんですが。
その時も、そういう意地悪なことを(?)思いつつ、わかっていましたが、本当に大事な人が誰かわかっていながら、貫いて待っていられない時もあるというか。
待つ自信もないし、自分自身待っていいものか、待つより先へ進もうと思えば、何かしら違和感を感じつつ進めるってもんですよね。

でもまぁ、トラヴィスはそれで、大人になったある日、
おばあちゃんに愚痴って、それで、この小説の物語がスタートするんですが。
また近いうちにしっかり読み直すと思います。

ハッスル&フロウ

2005年の作品ってことで、もう10年ほど前のものなのですね。
ちょっと前に買っていたのですが、ようやく観終わりました。

何か自分の中で目覚める時って、きっとこういう時なんだろうな〜。(自分自身そういう経験はまだないので)と、思った、ディージェイ(テレンス・ハワード)の教会でのシーン。
みんなでラップを作ろうと集まるまでは、なんとなーく曇った毎日というか、夏の暑さにやられちゃってる感じがずーっと続いているというか。(地理に詳しくないのですが、メンフィスは暑いところなのでしょうかねー?)
人生の行き詰まり感というか。
と言っても大人になれば退屈だろうが何だろうが、目の前にやらなくちゃいけないことがあれば、生きていくため、つまらなくてもやらない時がいけない・・・とは思いたくないけれど、
まぁ、そういう時もありますよね。
それで、毎日追われていたら、あっという間に時が経つ。(・・・ん?最近の自分かしら!?)

ディージェイのやってる仕事って、ぽん引きって言うんでしたっけ?あんまり共感できる部分が見いだせませんでしたが、一つ目標見つけて頑張りだした姿はワクワクさせられました。
アカデミー賞を獲得した曲「It’s Hard out Here for a Pimp」がすごくかっこ良くって、お気に入りになりました。(歌詞込みというより、楽曲に魅せられました・・・洋楽好きになった最初の頃みたいに)
この曲を引っ提げ、一気にスターダムへ登るぞー!!という、安直な物語ではないのが、またなかなかいいです。(上からですが)
最後のディージェイとキーとのやり取りが、ずっこけそうになりましたが(笑)・・・って10年前の作品だからもうちょっとはっきり「こんなやり取り」って書いてもいいものか・・・。と悩みますがここはやはり。
もともと、タラジ・P・ヘンソンとテレンス・ハワードの「Empire」観始めて、それで観る事にしたのですが、
改めて、タラジ・P・ヘンソンがすばらしい女優さんだな〜って気づきました。
パーソンオブインタレストとか、Empireもそうですが、
”強い女性”のイメージがありました。
この映画の彼女は、ちょっと気弱な感じ。
自分に自信がない感はしますが、そんな中でも揺るがないのはディージェイへの想い。
離れられないと思う執着なのか、本当に相手を想う気持ちなのか、
その辺って微妙なところで、自分自身でもわからない時があるような気がしますが、
ディージェイがその辺気づいていなくてもシャグは献身的に愛を注いでいて、(・・・だから執着からの気持ちではないと思います)

気弱って言ったの訂正しなくちゃ、という気になります。
シャグだって強い女性の1人なんですが、ソフトな感じが、最初慣れませんでした。
本当、素敵な女優さんです。
あっ、あと。何気にDJクオールズが好きです。
彼をどの映画で観ても思い出すのは「ザ・コア」の天才ハッカー役なんですが。ガムの紙1枚細工して携帯に仕込んで、これでもうずーっと電話かけ放題!ってシーンばかり思い出します。

読書の休日

本当は優雅(?)に読書などしている場合ではなく。
毎年この時期恒例の面倒な仕事がありまして、今年もそれに取りかかり始めたのはいいものの。。。

テスト前に勉強しなくちゃいけないときに限って掃除したくなるの同じく・・・。
掃除も多少しました。
この部屋に来てから忙しくって荷物がほぼそのままだったのを少しずつ片付けていましたが、かなり片付きました。

これですっきり作業に打ち込める・・・。と始める。
何度も何度もパソコンが再起動を促してくるし、その度に使用するソフトの動きがゆったりになってしまう。
というわけで、再起動をかける。

よし。
ちょっと時間がかかるから、本でも読もうかしら・・・。
これがダメでした。
先週読み直して気分をおかしくしている「

ダブリンストリートの恋人たち」

片付けていて上巻が出てきたので、ちょっとだけ・・・のつもりが随分読みふけってしまいまして。

気づいたらほぼ上巻の1冊読んでいました。そしたら下巻も・・・。
まぁ今日もこうして時間があるし。仕事は大丈夫。と、また読み直す。
32歳のいい大人が、まったく。といった感じです。

ジョスリンは人と深く関わると、
自分がコントロールできていると思える、穏やかな感情もかき乱されてしまうから、何も感じていないフリを、長年しているわけですが。
その態度って、周囲の人には誤解されちゃうんですよね。
そういうのとか、多分前も泣けたな〜ってところでまた涙して。

ブレイデンの気持ちの変化も読んでてまたキュンとして。
これはまた数日後落ち込むの決定だな(笑)と思いつつ。
下巻もさらっと読み直して、原著も出てきたので、眺めて。

今回読み直して、物語の後半にジョスリンの主治医が「後悔ほどおぞましいことはない」みたいなことを言うところがあるんですが。
それがずっと引っかかっています。
あと、何度読んでも気持ちがグラグラしてしまうのは、ジョスリンのように、ショッキングな体験はしていないまでも、彼女のする、「ふり」って結構自分も共感できるところがあって。
だから気持ちがぐらついても何度も手に取ってしまうんだと思います。

ついでに以前から買ってあった、エリーとアダムの小説も読み始めて、さすがにダメだわ。
と思って途中でやめました。

で、今日。やる時はやる!で、やらなきゃやらないことはもうすぐ・・・終わります。
こうしてブログ書いているんですから、やる時はやる!は嘘だろうですが(笑)
作業前に「たまには・・・」と、「フィフティ〜」をさらっと読み直したり、なんだかんだでこの休みは本をよく読んだ方だと思います。さて頑張るぞー!