ここ数日、「読み返したい」とベッドの横に置いておいた、
「百万ドルは花嫁を賭けて」(原著タイトル「The Bet」)
寝る前に読みましょ。って思って、開いたはいいんですが数行で眠ってしまいまして。
最初から読み返そうというよりは、好きなところからまず・・・。が、一番読めるかも。(ちなみに、寝落ちは本が退屈なのではなく、眠気に勝てなかっただけです)
と、いうわけで、所々読み返しました。
前に読んだのは原著の方で、正直感想も自信がなかったんですが、改めて日本語訳を読んでみましたが、以前読みながら頭で繰り広げた物語の世界が、変わりなかったので、ちゃんと読めていてホッとしました。
主人公ケイシーの16歳のお誕生日のビデオを大人になったケイシーが見る場面があるんですが、
前も泣けたところで、また泣けました。その主人公ケイシーを子供の頃から愛していながら、大人になった今も、その想いを告げられずにいるトラヴィスだったのですが、
以前読んだ時からずーっと疑問が、
”ケイシーが。”と、言いながら、トラヴィスは既に「大人の男」なんですよね。
ケイシーだけを愛してきたはずなのに、ふーん。なんて思ったんですが。
その時も、そういう意地悪なことを(?)思いつつ、わかっていましたが、本当に大事な人が誰かわかっていながら、貫いて待っていられない時もあるというか。
待つ自信もないし、自分自身待っていいものか、待つより先へ進もうと思えば、何かしら違和感を感じつつ進めるってもんですよね。
でもまぁ、トラヴィスはそれで、大人になったある日、
おばあちゃんに愚痴って、それで、この小説の物語がスタートするんですが。
また近いうちにしっかり読み直すと思います。