月別アーカイブ: 2012年4月

デアデビル

imdb見ていたら、ニュースで「FOXが新しいミュータントヒーローを探している」的な記事を見つけ、その中にデアデビルの名前も見つけたので、感想でも。
レンタル店に勤めていた知人も「駄作」って言っていて、それから世間の評価も、そんなにいいもんじゃなかったような気がしますが・・・。
私はすごく大好きな作品。
アクションのコーナーに置かない方がいいと思うんですが、そうなると映画のコンセプトと合わないか。
映画の人間ドラマに泣かされました。

昼間は普通に社会生活を送り、夜は街を守るヒーロー。
そういう人たちは、なんとか自分の愛するものも守りつつ、市民も守る。
なーんていうのが当たり前って思っていたので、この作品を観たとき・・・自分の年齢のせいだったのか、他の作品もそういう風になってきたのか、わかりませんが、

果敢なヒーローは、自分自身を傷つけられるよりも、愛するものを傷つけられる。
それが何よりの打撃である。っていうのをよく観るようになりまして。
スマートに何でもこなすより、苦悩なんかも色濃く描かれるようになりましたよね。
この作品以前にも「バットマン」とか観ていますが、クリスチャン・ベールより前の作品って、人間ドラマよりエンタメの色の方が濃かったと思うんですが・・・特に、ヴァル・キルマーとかジョージ・クルーニーあたりの。

まぁ、そんなわけで、ハッピーエンドとはいかないから、めちゃくちゃ泣けました。
アクションの方は、ベン・アフレックの方は、アクションに関してだけ言えば!と強く言わせてもらうと、キレに欠けるかもしれませんが。。。(生意気いってすみません)ジェニファー・ガーナーがすごくかっこよくって。この映画では結ばれなかったけれど、実生活で夫婦になってうれしい私です。余談でした。

A Dangerous Method

話が難しいものは、日本語字幕がないとまだ観れないのだな〜と痛感した、
「A Dangerous Method」

観た後に、ユング、フロイト、サビーナについて書かれたものを調べてようやく、
「あ、そういうことだったのか〜」って感じでした^^;
「Top Gear」にマイケル・ファスベンダーが出演した回は、
ちょうどこの作品のことを話していたんですが、今年の1月だから、ちょうどイギリスで公開されたか、直後ぐらい?

ユングとフロイトとサビーナ・シュピールラインの交差するあたりの話を描いた作品で・・・って言葉が出るまで、サビーナが実在の人なのか、よくわかりませんでした。
(だって、ウィキペディアのユングのページでは見かけなかったはず・・・)

若きユングは、患者を治すと同時に、恋い焦がれさせていたんですね。
まぁ、何か普通じゃない状態から、治っていく段階に自分のことを理解してくれる人、そばにいてくれる人に安心し恋心抱いてしまうっていうのは理解できないものじゃないんですが。。。

ユングは恋い焦がれさせ、自分も恋しちゃうこともあったんですもんね。んも〜。それは医師としていかんじゃないの!?
ましてや、心を診るお医者さんとしては。。。

フロイトもユングも何歳ぐらいの設定なのか、
フロイトは・・・まぁ、おじいさんかもしれませんが、ユングは?という感じでしたが(年を言っていたかもですが、聞き逃してるのかも)
ユングとフロイトが一緒のシーンだと、ユングがまだ若者・・・というか、やんちゃ。とまではいきませんが、まだまだ野心ある若者という面が、見えていたりしました。

何度か観直してみようと思っています。感想はその時に。

CCに手こずる。「The Timekeeper」

「リスナー 心を読む青い瞳」でお馴染み、クレイグ・オレジニク
。結構前に、購入していた「The Timekeeper」を観ました。

1960年代のお話。18歳のマーティン青年は、お父さんを亡くし行く当てがなくなった・・・んだったかな?
それで、鉄道の建設現場で「タイムキーパー」として働くことになる。英語字幕もついているだろうから、どうにか・・・。と、字幕ボタンを押したらフランス語しか出てこない。
えー。ついていないの。と、

とりあえず1回目観ました。青年がたくましく成長する物語。と言ったらいいのか。肝心なところが聞き取れず(涙)。
で、改めてパッケージを見たら英語字幕は「CC」私のプレイヤーは、CC表示には対応しておらず。デコーダーは需要がなくなったのか、もう製造していないそうで。
それで、パソコンで表示できないのかなぁ〜って探したらWindowsMediaPlayerならできるってあって、やっても出てこない。
itunesで、CC表示機能があるんだから、iTunes経由なら・・・ってDVDはそのまま再生できないんですよね。まぁいろいろ探して、なんとか表示にこぎつけました。と、いうわけで感想は改めて。

ただ、途中やむを得ず冒険?することになるんですね。何夜かは野宿。
なのに、マーティン青年おひげも毎日スッキリ。

き、きれい好きだったのかな。。。

ロイヤルセブンティーン

「ロイヤル・セブンティーン」

先日、この映画で主人公ダフネを演じていたアマンダ・バインズが飲酒運転で警察に捕まったというニュースを目にしました。
「娘はその時お酒なんか飲んでいなかった!」とか、
「メールを打っていて、危険な運転した!?」といった、ものも目にしましたが・・・。

小さいころから芸能界にいると、色々大変なんだなって思う。
でも、子役タレントがいるから、映画なりドラマなり、CMなりで子供が登場するわけで・・・。親の育て方にかかってくると思いますが・・・。
まぁ、それは私は親になったことがないから何とも言えません。

それはさておき。
この「ロイヤル〜」のことを、そのニュースで改めて思い出しました。
普通に(あるいは不遇な環境で)育った女の子が、ある日突然、自分の育ってきた環境とは違うところに身を置くことになって、そこには、いじわるをしてくるやつらもいて。でも自分らしさを見失わず、ハッピーエンドという、シンデレラストーリーというのは、やっぱり観ていてこちらも幸せな気持ちになれるものです。この作品もそういう基本(?)がまずある作品・・・だったと思いますが。
「自分らしさ」の大切さに重きを置いていると思った。
事実、誰かのために自分じゃない誰かを演じている時のダフネ(アマンダ・バインズ)は、たしか、元気がない感じだったような・・・。

観た当時も、それから今も「自分」「らしさ」・・・そういったものが強いテーマとして描かれている作品というのは、心揺さぶられます。
私もそれ見て考えなさいってことなんでしょう・・・。

とまぁ、文字数も多く書き、小難しく書いていますが映画そのものはそんな重い映画ではありません。

エンジェル

夢見心地のティーンが、
夢を叶えて小説家になって、欲しかったもの、欲しかった生い立ち(?)、、、欲しいものすべてを手に入れるのだけれど・・・ってお話でしょうか。

主人公のエンジェル(ロモーラ・ガライ)
この作品で、賞賛されるだけあって、夢見心地のふわふわした少女(高校生)から、晩年の孤独な女性まで、素晴らしかったと思います。

さっきから“夢見心地”って言っていますが「心地」どころじゃなく。
ぶっ飛んでいる女の子っていうのがぴったり。なんて思いながら見ていました。

でも、ほかの人にどう言われようが、自分を貫いている女性で、それが結果的に夢見ていたものをすべて手に入れられたことにつながったんだと思うんですが・・・。
ちょっと道を間違えちゃったんでしょうね。
その反面、周りの人たちは現実を生きていて。
マイケル・ファスベンダーが演じていたエスメも、本当に愛する女性とうまくいかないことや、戦争の経験に傷ついて。
エスメのお姉さんノラ、
サム・ニールが演じていた、、、役名度忘れしましたが、出版社の社長は、エンジェルを最期まであたたかく見守ってくれていました。
エンジェルをいろんなことから守って。

時に、エンジェルのように自分を信じて(彼女ほどのパワーじゃないにせよ)進んでいくことは見習うべきところかもしれませんが、この映画を観てては、ノラ目線が多かったかも。
だから、最後ちょっと切なかったんですが・・・。
新婚旅行のシーンまでは、コメディ・・・時代的に「喜劇」って言った方がしっくりくるかな。だったんですが、ラブストーリー?うーん。。。ちょっとしっくりいきませんでした。私の心が幼いんです多分。

1週間かかった「300」

「300」観終わるまでに1週間かかりました。
先週は自分の部屋で眠れない日も多かったし、帰ってもテレビを見る暇がなかったので(パソコンは寝る前にちゃちゃっと。。。仕事の休憩中にちゃちゃっと。。。)途切れ途切れ。

しかも、やはり苦手な分野><
歴史もの・・・不得意。

この作品の、スパルタ人が300人自由のために戦ったという歴史は、語り継がれて現代に残るお話なんですよね?
ファンタジーでは・・・ないんですよね?
この映画の前に「センチュリオン」観ましたが、それよりは映像自体もきっとCGもなかなか駆使されているんですよね。
戦闘シーンなんかも、専門用語があったらすみませんが、途中ちょっとゆっくりになってみたり、速くなってみたり。
ファンタジー度もあって、あんまり顔はしかめなかった(“あんまり”です)。

時代のことを少し勉強しないとだめなのか、1週間もかかったから、最初の方を忘れてしまったのか、難しかった(苦笑)。
年々カタカナの名前を覚えるのが難しくなってきて(30前でそれでいいのだろうか?とは思う)。

それと、兜付けていたら、誰がだれかわからないので、戦闘シーンはあんまり人の認識ができませんでした。
自由のために戦った人たちのおかげで、今があるのかな。

人間のエゴだけは、どんなに時を経ても変わらないものなんだな、と思った。

マイケル・ファスベンダーは、「ジョナ・ヘックス」の真逆のキャラクターだな〜っていうのが個人的意見です。実直なキャラクター。松岡修造さんをさらに熱くしたタイプ。
「ジョナ〜」も、ついていた方が悪い方だったけれど、仕えるものに忠実だったような。

名誉ある死。。。うーん。現代っ子には(私が甘ちゃんだから?)それは理解できない。戦ってきれいに死ぬなんてことは、平和な時代に生きる者としてはよくわからない感覚ではありましたが。。。

マイケル・ファスベンダーに限らず、スパルタ人の兵士300人は、兵士として鍛え上げただけあり、みんないい体でした・・・。
そこが見どころじゃないけど^^;