最近、ジム・カヴィーゼル主演の「トランジット」観ました。
また(また?)ジェームズ・フレインが悪役で、
「何かいい役やっているの観なくちゃ!!」と、探して、
「あなたのために」
17歳のノヴァリー。妊婦。
お腹の子の父親である彼氏とカリフォルニアを目指す途中、ウォルマートで置きざりにされてしまいます。お金もなく途方に暮れるノヴァリー。
でもウォルマートでこっそり暮らして、なんとか子供を出産。
出会った人たちに助けられながら成長する物語。
観たのは今回が初めてではなく、実は好きな映画の1本。
ノヴァリーの相手役のフォーニーで、「あー。そうだ!!」でした。
フォーニーが、ノヴァリーの娘のアメリカスをとてもかわいがっていて、2人が仲良く散歩中に(冒頭は生まれたてですが、5歳ぐらいになっています)
「牛にチョコレート飲ませたら、チョコミルクになるかな?」と、アメリカスが聞くと、「なるよ。しかも牛をすごい早く回転させるとホイップクリームになるんだ」と、フォーニー。
「すごいわね。なんでも知ってるのね」と、アメリカスが言えば、
「図書館で働いているからね!」と、フォーニー。
そのやりとりが、すっごくすっごくすっごく大好きなのです!
この映画のジェームズ・フレインは、オリヴィアたちに取り調べられたり(性犯罪特捜班にもゲスト出演していましたね)、
自分が逃げ切るために、人の家族の車に、自分がやらかした銀行強盗のお金をねじ込ませたりしない、ノヴァリーが大好きなのに本音をなかなか本人に言えない、好青年!!!
今回改めて観て思いましたが、冒頭のノヴァリー。妊婦さんで、胡散臭い彼氏との2人での生活を夢見る、性格はすごくいいんだけれど、・・・すごくいいだけじゃなく、ちょっと良すぎる女の子。という感じ。
演じるナタリー・ポートマンもちょっと甘めにしゃべっている感じで、でも元々彼女が持つ知性っていうのは、このぐらいからにじみ出ていて、そこから5年経ったあたりでは、すっかり洗練されすぎちゃっているというか。彼女の美しさがそう見せているだけなのかな?
もちろん、頭の良さって学業だけじゃ測れません。ノヴァリーも、幼くしてお母さんに捨てられて、不運な時代があったけれど、きっと元々頭のいい子だったのかな〜と考えたり。
母になって強くなったというのもあるのでしょうが、ノヴァリーというキャラクターはとても素敵です。ノヴァリーは自分が、フォーニーにふさわしくないと自分の気持ちに嘘をつきますが、元カレの助言(?)もあり、本当に大事な物をまだ間に合ううちに取り戻せてよかったな〜って思いました。
最初に観たときより、心に染みたのは、私はきっと置き忘れた何かがあるからだろう。と、思います(苦笑)。
まぁ、そんなことはどーでもいいんです。
この作品2000年のものなので、もう15年も前なんだ〜。と、なんか一気に老け込んだ気持ちになりました。。。