月別アーカイブ: 2013年6月

Travisはいい奴!

「The Bet」

主人公のケイシー、幼なじみのジェイクとその兄トラヴィスのお話。
ジェイクとケイシーが同い年で、かなり小さいころから一緒に育ってきたんですが、
トラヴィスはいっつもケイシーを追いかけまわしては嫌われて。

というわけで、ケイシーはトラヴィスのことが大人になっても苦手。
ジェイクとケイシーは親友だったんですが、ある一夜で疎遠に。
それ以降、ケイシーは故郷を捨て、シアトルで暮らしていたのですがジェイクに、
「婚約者と偽って一緒に故郷(バンクーバーだったでしょうか・・・)に3日間帰ってほしい」
っていう話を持ちかけられて振り返らなかった故郷に帰ることに。

そこで、苦手だったトラヴィスとも再会して・・・。
ジェイクは、シアトルの「お金持ちのイケメン実業家」
このくだりを読んだとき、

「シアトルには若くして成功を収める、頭のいい青年が多いんだなぁ」なんて思ったものです。
ですが、ちょっとチャラい・・・のかな?

私は最初、そんなジェイクが心改めてケイシーと愛を紡いでいく話なんだろう・・・って思っていました。
ところが、トラヴィスが登場して、トラヴィスの視点で書かれている章を読み進めて行くうちに、
「お願いだからジェイクはジェイクのままでいてくれ!!」って思うように。

21歳と23歳の男女のキャラクターですが、
幼少の頃、自分の気持ちとは真逆に、ケイシーをからかうことでしか気持ちを表現できなかったトラヴィスは、大人になっても自分の真心を打ち明けられずにいるんですよね。

それがもう読んでいて胸が「きーん」となりっぱなしでした。
けどまぁ大人ですから、ちょっとは前進したりもするんですが。

キャラクターたちの会話など結構笑ったりしたかと思えば泣けたり。
もどかしくって胸が痛んだり。いい1冊でした。

「ベストセラーになった本を片っ端から読もう!」なんて、”片っ端”なんて言える速度では読めないくせに思って、たまたまその週にUSAトゥデイで1位になっていたんですよね。
買った後しばらく放って置いたんですが、
しばらくこれぐらいのさらっとした純愛小説を読みたいです。。

そうそう。これを読んでいて「最近読んでいるもう1冊にも、素敵な”トラヴィス”がいたなぁ」と。
「Walking Disaster」のトラヴィス。
今後、トラヴィスという名前を聞いただけで、好印象を抱いてしまいそうです・・・。

Entwined with You

クロスファイヤーシリーズ3作目、「Entwined with You」読み終わりました〜!
ちょうど1週間。iphoneの画面をずーっと見つめ、唯一自慢の視力がすこし落ちた気がしないでも・・・ない。

2作目「リフレクティッド・イン・ユー」のラストは衝撃的でして、その行方が気になるところでしたが。。。どうやら片付いたようです。
エヴァやギデオンを守りたい人がまだいるようです。
エヴァの同僚のメグミがどうしたんだろ〜??とか、終わりが近づいても収まるところにすべて収まるって感じではなく。(もちろん、収まってはいるんですが。。。)

そしたら、最後の最後、お話が終わった後にまだまだ続く感がにおっていたので、楽しみだな〜と思います。
まだ終わってほしくない感じ。どうせなら2世が生まれるまで描かれていてほしい。(ありきたり?)

今作は、一番「いたしている」(?)シーンが多いような気がするのですが・・・。
最初は結構胸がキリキリするところも多かったんですが、
だんだん、「・・・そういえば、多くない?」なんて。このシリーズを読む度思うんですが、ギデオンのような男性は、本当にいるんでしょうか?
あちらの男性だとゴロゴロいらっしゃる?いや、日本男児だって、出会ったことないだけ・・・かな?
・・・私、よくわかんなーい(??)←誰なんだよ!って感じですね。

・・・余談ですが、ギデオン・クロスは日本語が多少できるようです。シルヴィア・デイさんの小説他のも読んでみたくてそのうち買うと思います。

ビューティフル・ディザスター

フィフティーシリーズと同じラインナップで出ている

「インフェルノ」

読むつもりはなかったのに、洋書コーナーで「面白そう」と買ってきたのがそれだったっていう(笑)。
今では、ちゃんと出会えてよかった・・・と思っているところ。

そして、「ビューティフル・ディザスター」もあんまり気乗りしませんでした。
ところが、その続編・・・というか、
「ビューティフル〜」が主人公がアビーなら
「ウォーキング〜」は主人公がトラヴィス。
その「ウォーキング・ディザスター」がNYタイムズで1位になっているのを見かけて読んでみよう!
と、まずは「ビューティフル〜」読み始めたんです。

確か、「キュートな2人のジェットコースターロマンス」的なキャッチコピーがあったかと。。。
本当、キュートでした。お互い素直になればいいのに、なれない。
気のないふりをしてみたり、元気なふりをしてみたり。

最近読んだ本の男性キャラクターはみんな一度つかんだら半ば強引(て言うと、言葉悪いですが)に
相手の女性をリードする男性が多かったように感じているので、
不器用さに胸をキリキリさせられました。
不器用なんだけど、まっすぐで。
そんな想い私はどこかに置いてきてしまいましたよ(笑)

「ウォーキング・ディザスター」は、続編ではなく、トラヴィスが主人公のものですから、
途中「今のところ、トラヴィスはどう思っているの??」なんて探して読んでみたりしていますが、「ビューティフル〜」読み終えたのでじっくり最初から読み始めています。そうそう。「ウォーキング〜」には、「ビューティフル〜」にないエピローグがあるんですよね。
2人がもうちょっと大人になった話が描かれていてすごく好きです。