「ビューティフル・ディザスター」は
アビーが主人公のストーリーでした。
こちら「ウォーキング・ディザスター」は
トラヴィスが主人公のストーリー。
だいたい同じ時系列ですがそれぞれ視点が違うとこうも違うか、と。
あと、それぞれが酔っ払っちゃって覚えていない箇所が、
相手側のお話だとしっかり描かれていてそれがまたいいんですよね。
「ビューティフル〜」ですと、アビーがパーカーとデートに行って、待っている間落ち着かないトラヴィスが超酔っ払ってアビー帰宅後の出来事。。。は、トラヴィスはおぼろげ。(アビーはしっかり覚えているんで描かれていますが)
「ビューティフル〜」では、アビーの誕生日サプライズパーティーで主役のアビーの最後のほうの記憶がおぼろげで、次にしっかり描かれているのはトラヴィスと、トラヴィスのアパートのバスルームで過ごしているところから。
でも「ウォーキング〜」で、アビーがトラヴィスにいう言葉がまずキュンとするんですよね〜。
2人の行く末は、「ビューティフル〜」を読んでいれば知っているところですので、
途中何があろうと読み進められるんですが。
一端別れてから、よりを戻すまでの話は胸が痛み、のどの奥も痛み、涙も出て。辛いものでした。
「早くバレンタインのパーティーのページになってくれー!!」と、相変わらず読み進めるのが遅いのは自分なのにとにかく苦しくって。
これからこの本の日本語版も出るでしょうからあんまり「ここがよかった〜」とかネタばらしするのはよくないと思うのですが。
一つだけ・・・ごめんなさい。
「友達にももう戻れないなら」とトラヴィスが覚悟を決めるところがあるんですね。
恋人になれないなら、せめて友達のままで。と、好きな相手に自分の想いを隠したままでいる。
・・・でも結局友達のままでいるのも、こちらが気持ち的に難しくなるとなんか友達より疎遠になっていくし、言うことやることがどうも空回り・・・。
そしていつしか友達でもなくなって。。。
それなら、どちらにせよ友達じゃいられないなら、想いを告げたほうが良いのかぁ。。。この際捨て身で。
なんてことを考えさせられました。・・・身に覚えがあるからですね(苦笑)。
ちょっと前にもちらっと書きましたが、
こちらの本のエピローグは11年後の2人が描かれています。
それを知る前に著者のジェイミー・マクガイアさんのサイトで見かけたのは
「トラヴィス家のほかの兄弟たちの話を書いてみたい」って言葉で
「アビーとトラヴィスのその後はないのかぁ」と思ったんですが。
11年後がエピローグでくっ付いているからもう完結ってことでしょうか。。。
その11年間の全てじゃなくていいから描いて1冊にして欲しいんですが・・・。
最近読む本読む本、胸に響いて、お話の面白さに感動したりした後は自分のことを考えて・・・落ち込みます(涙)
それでも、恋愛小説読むのやめられません(苦笑)