ようやく読み終えました〜!
「The Mountain Between Us」
今回書くのに、自分の書いた以前のものを振り返ってみたら、
2015年ぐらいからぽつぽつ読み始めたようです。時間かかった!
主人公は外科医のベン・パイン。
学会かなにかに出席して、飛行機で自分の住むところに戻ろうと
空港で待っていたのだけれど、天候が悪くて欠航。
偶然居合わせた女性、アシュリーとその場で意気投合。
飛行機をチャーターして一緒に帰ることになったのですが、
途中でパイロットが心臓発作で急逝。
ベンとアシュリーはなんとか助かるも、どこかわからない山の中。
アシュリーは足を骨折。ベン自身もろっ骨が折れていながらも、
アシュリーに応急処置を施し、
なんとか2人で山を降りようとするのだけれど、
それはとっても困難な道のりでした。
そんな中でも、2人で冗談言いあったり、励ましあったり、
いつしか2人の間には絆が生まれるのですが、
ベンには、別居中ではあるものの愛する妻が、
アシュリーには、婚約中で、1週間後(事故にあった日から数えて)に結婚の予定でした。
・・・2人の恋の行方は???
っていう単純な話ではなく。
恋の行方っていうか、生きて帰れるかわからない状況下ですからね。
そして、
別居中なのだけれど、愛してやまない妻・レイチェル。
レイチェルとのエピソードも挟みつつ、物語が進んでいきます。
話が脱線しますが、
ちょっと前に、
「面白くない本なのかも」などと、書いた日記がありました。
それがこの本でした。っていうのも書いていますが、
ついでに言うと、面白くない。という感想は、違った。
っていうのも書きました。
しばらく読まなかったのは、以前読み進めていた際
2人の行方が気になり、最後のページの方を読んだら、
「まだ助けられていないの!?辛いよ〜」
という感じだったのです。
最後の方のページまで、2人は過酷な状況下ですし、
ページを飛ばして読んだ目に飛び込んだ単語に、
「これ以上つらい状況かよ〜」と、
じりじり辛くて、読めなかったうちに、読まなくなってしまったんですが、
再開して読み進めていくと、
過酷な状況の中で、徐々にベンの心の内とか、
妻のレイチェルのことなどわかっていくと
「どうなるの?この先どうなるの?早く読み進めたいよ」
と、相変わらず読むのが遅いので、気持ちだけが前のめりになりましたが、
読めました。
すっごく面白かったです。
一時面白くないのかな。とか思ってごめんなさい。という感じです。
最後の方は泣けました。
この本を読みながら、頭に浮かんでくるのは
「スピード」で、サンドラ・ブロック演じる、アニーがラストに
キアヌ・リーヴス演じるジャックに、
”特殊な状況下で結ばれた2人は長続きしない”的なことを言っていたこと。
…「2」では別れてしまっていましたが(それはまぁ、大人(キャスティング?)の事情で。)
ベンとアシュリーもまさに特殊な状況下。
ベンは、お医者さんとして、元々持ち合わせている優しさも併せて、
アシュリーに優しくって。自分もケガしているし、疲れているんだけれど、
アシュリーを見捨てない。
絶対に「2人」で生きて帰る。「2人」で!
というところに、ベンは譲れない想いがあり、
それがどうしてか。っていうのはだんだんわかってきます。
映画がもうすぐ公開のようで、
日本でもいずれ観ることができると思います。
楽しみです。