ハッスル&フロウ

Pocket

2005年の作品ってことで、もう10年ほど前のものなのですね。
ちょっと前に買っていたのですが、ようやく観終わりました。

何か自分の中で目覚める時って、きっとこういう時なんだろうな〜。(自分自身そういう経験はまだないので)と、思った、ディージェイ(テレンス・ハワード)の教会でのシーン。
みんなでラップを作ろうと集まるまでは、なんとなーく曇った毎日というか、夏の暑さにやられちゃってる感じがずーっと続いているというか。(地理に詳しくないのですが、メンフィスは暑いところなのでしょうかねー?)
人生の行き詰まり感というか。
と言っても大人になれば退屈だろうが何だろうが、目の前にやらなくちゃいけないことがあれば、生きていくため、つまらなくてもやらない時がいけない・・・とは思いたくないけれど、
まぁ、そういう時もありますよね。
それで、毎日追われていたら、あっという間に時が経つ。(・・・ん?最近の自分かしら!?)

ディージェイのやってる仕事って、ぽん引きって言うんでしたっけ?あんまり共感できる部分が見いだせませんでしたが、一つ目標見つけて頑張りだした姿はワクワクさせられました。
アカデミー賞を獲得した曲「It’s Hard out Here for a Pimp」がすごくかっこ良くって、お気に入りになりました。(歌詞込みというより、楽曲に魅せられました・・・洋楽好きになった最初の頃みたいに)
この曲を引っ提げ、一気にスターダムへ登るぞー!!という、安直な物語ではないのが、またなかなかいいです。(上からですが)
最後のディージェイとキーとのやり取りが、ずっこけそうになりましたが(笑)・・・って10年前の作品だからもうちょっとはっきり「こんなやり取り」って書いてもいいものか・・・。と悩みますがここはやはり。
もともと、タラジ・P・ヘンソンとテレンス・ハワードの「Empire」観始めて、それで観る事にしたのですが、
改めて、タラジ・P・ヘンソンがすばらしい女優さんだな〜って気づきました。
パーソンオブインタレストとか、Empireもそうですが、
”強い女性”のイメージがありました。
この映画の彼女は、ちょっと気弱な感じ。
自分に自信がない感はしますが、そんな中でも揺るがないのはディージェイへの想い。
離れられないと思う執着なのか、本当に相手を想う気持ちなのか、
その辺って微妙なところで、自分自身でもわからない時があるような気がしますが、
ディージェイがその辺気づいていなくてもシャグは献身的に愛を注いでいて、(・・・だから執着からの気持ちではないと思います)

気弱って言ったの訂正しなくちゃ、という気になります。
シャグだって強い女性の1人なんですが、ソフトな感じが、最初慣れませんでした。
本当、素敵な女優さんです。
あっ、あと。何気にDJクオールズが好きです。
彼をどの映画で観ても思い出すのは「ザ・コア」の天才ハッカー役なんですが。ガムの紙1枚細工して携帯に仕込んで、これでもうずーっと電話かけ放題!ってシーンばかり思い出します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA