「世界一キライなあなたに」
ルイーザ・クラークは勤めていたカフェの閉店にともない仕事を失います。
家族を養うために、すぐに新しい仕事を見つけなくちゃならない中、
見つけた仕事は、車いす生活のウィル・トレイナーの身の回りのお世話をする仕事でした。
最初はルイーザに辛くあたるウィルでしたが、
ルイーザの持ち前の明るさや、はっきり物を言う性格で、ウィルと打ち解けていきます・・・が。
という感じな、相変わらずためにならないあらすじでごめんなさいです。
この日記を書くのに、ちょこちょこ調べ物をしていたら、
脚本も、原作の作者、ジョジョ・モイーズが担当したんですね。
「きっと、星のせいじゃない」の脚本家さん2人が担当したって、
以前の自分の日記では書いたな〜。と読み返してみたら、書いてました。
原作者が脚本書いても、
やっぱり原作を読んだ人それぞれに膨らんでいる頭の中での想像等とは、
ちょっと違ってくるのかなぁ〜。
というより、もっとたくさんのシーンで構成されているけれど、
それを2時間に詰め込むなんていうのは難しいこと。それはわかっているんです。
そして、上記のように書いたから、
映画がイマイチだった。ってわけでは全くありませんのでね。
ルイーザとウィルとネイサンが3人でリゾートに旅行に行ったあたりから、
ポロポロ泣けてしまいました。
が、
ウィルの選択は、ウィル本人の気持ちになれば理解できなくないですが、
観ている自分の感情移入先としては、自然とルイーザになっていて、
そうなると苦しい気持ちになります。
ただ、その選択に重きを置いた映画ではなく、
ウィルが今のような姿にならなかったら、ルーとは出会うことなく、
またルーもカフェが閉店しなければ、自分のやりたいことをそっと心にしまって、
家と職場を往復する毎日で、やっぱりウィルとは出会うことはなく。。。
そんな二人が出会って恋に落ちる。っていうことに重きを置いたお話ですよね。
お互いに本当の自分を相手にさらけ出していて、
ルーだって、映画の半分は長年付き合っていた恋人がいたんですが、
その人よりもウィルといた方が自分らしくいられて。
もう5歳ぐらい自分が若かったら、
「私も自分らしくいられる相手がいいな〜」
なんて映画観て思うんですがね・・・。
もう遅いです(笑)。
本の中で、ルーが抱えていた心の傷をウィルに打ち明けるシーンがあったと思うんですが、
そのシーン・・・映画に必要なかったのかな?
あったらよかったのになぁ・・・と思うんですが、
まぁとにかく、2時間で収めるのは難しいってことですね。
エミリア・クラークがとってもかわいらしくて、ルーの役ぴったりでした!
「ゲーム・オブ・スローンズ」は乗り遅れてしまったのですが、観たいです。
この原作は、
「After You」という続編があり、そのまた続編は来年に出ます。
After Youの話題は、度々このブログでも書いているんですが、
映画は・・・どうでしょうね。ウィル出てこないし。
でも、ルーの成長物語としては、After You好きな1冊なんですよね〜。
・・・映画にはならないか。