オール・マイ・ライフ(映画)

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2020年の映画。
ジェシカ・ローテ、ハリー・シャム・ジュニア。
U-NEXTで視聴可能です。

ジェン(ジェシカ・ローテ)とソル(ハリー・シャム・ジュニア)は
出会ってすぐ恋に落ちます。
やがて一緒に暮らし始め、婚約し、
結婚式を挙げようとした矢先、ソルがガンを患ってしまいます。
治療にお金がかかるし、結婚式は延期しようと決めた2人でしたが、
友達たちが、クラウド・ファンディングでお金を集めてくれて・・・。

事実に基づいた映画

何の前情報もなく、観始め、泣かされました。
結婚して、将来を見据えやりたい仕事にも出会い、
良い船出だったはずのところに、突然の病気。
なんて、運命は残酷なんだろう。。。って思う。

事実に基づいた映画ということで、思い出したことがあります。
クラウドファンディングで、治療費の一部をお願いしたり。。。
っていうサイトってありましたよね(今もあります?)。
もう10年は前になっちゃうと思いますが、
その当時、peopleのウェブ版をよく読んでいました。
その中で、そのクラファンサイトからの記事があったきっかけだったと思いますが、
ある女性の記事があり、ずっとひっそり応援していました。
ちょうど自分の親も闘病中だったので、他人事には思えなかったんですよね。

この映画のソルとジェンの物語も、
当時peopleとかで紹介されたのでしょうか。

映画の中で、ソルが治療をやめたいって言ったときに、
「あきらめないで!」って言ったシーンがありましたが、
なかなか辛いシーンでした。
若い2人だし、治療をやめるって選択肢はないかもしれません。
でも、治療を受けている本人は、副作用とかで、体はむしばまれているし、
そんな時、精神的にも、きつくて。そういう気持ちになるのも仕方ないと思う。
そして、そんな時に、
「あきらめないで!」っていわれたら。。。
そりゃ、ケンカにもなるよね。。。って。

支える方が、
「あきらめないで!」っていうのも、
自然に出てくる言葉で、悪気はもちろんなくて。
治る可能性があるなら、あきらめてほしくないですよね。
一緒に人生をまだまだ生きてほしいから。
って気持ちもわかるからなぁ・・・。

私は、
「あきらめないで!」って親に言ったことはなかったけれど、
治療が辛くて、辛く当たられた思い出もあるので、
「頑張ろう!」って言えるかどうか。。。って考えてしまいました。

でも、私の場合は親で、闘病生活も長かったから、
また違うんですがね。
もし愛する人が同じ状況になった時は、
そういう言葉も浮かんでしまうかもしれない。。。

映画のフォーカスは、そこではなくて。
短い期間ではあったけれど、2人が出会って、
「愛する」ってことをお互いに、知れた、それはかけがえのないもの。
っていう。そこですから、映画を観終わった後、落ち込む映画ではありません。
でも、寂しかったです。

どうしたって、最後は亡くなってしまうって、
それは患った病気によってはどうすることもできなくて。
今までそういう映画って観て来たけれど、中には、
「この先、立ち直れるんだろうか?心配」って思う映画もありました。
そんな中、
「ウォーク・トゥ・リメンバー」(マンディ・ムーア主演)は、
寂しさの中にも、清々しさ(って言葉が適切かはわかりませんが)がありました。

この映画もそんな後味でした。

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