パパが遺した物語

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アマンダ・サイフリッド、ラッセル・クロウが父と子の役。

・・・なんですが、2人が一緒のシーンはありません。

親子3人で乗っていた車で事故にあい、
母が亡くなって、父と子2人になってしまいました。
父ジェイク(ラッセル・クロウ)は、新進気鋭の作家なんですが、事故の後遺症で酷い発作が起きるようになり、
思うように書けなくなります。
亡くなった妻の妹一家に娘を預け、ジェイクは治療に専念するため病院に入院します。
約1年後、娘を迎えにって、妻の妹に提案されたのは、養女にするということ。
断固拒否して、連れて帰り、2人の生活が始まりました。
子育てと、仕事の両立。それから、金銭面の問題。
順風満帆ではなかったし、たまにはぶつかることはあっても2人は2人でいて、
それで幸せ・・・のはずでした。

大きくなった娘、ケイティ(アマンダ・サイフリッド)は、大学で心理学を学び、
ソーシャルワーカーをしていました。
プライベートでは、自分にちょっと声をかけてくれる男性とすぐに関係を持ってしまう、
問題を抱えた大人になっていました。
ある日、声をかけられた男性は、父が書いた本の大ファンでした。
今まで出会った男性とは、違う出会いを経験するのだけれど、
幸せになりかけると、自ら壊してしまうのでした。。。

大人になった世界に、お父さんがいないし、
ケイティはなんだか寂しそうだし。何があったんだろう??
って思うんですが、だいたい予想はしつつも、最後の方までわからないんですよね。
お父さんは、必死で娘を育てていたし、
どこでそうなったんだろう??大人になった世界のヒントとしてあるのは、
父の著書の本。
この本のせいで疎遠になったのかなぁ?
とか、色々考えました。

が。
自暴自棄になったケイティ。
「それ以上自分を傷つけないで!」と見ていて叫びたくなるほどのシーンで、
偶然に父との思い出の曲が流れるんですね。
そこで、自暴自棄の世界に足をさらに踏み入れず、留まれるんですが。
そのシーンを観ると、本のせいで疎遠になったわけじゃないんだな。ってわかってくるのですが。

離れ離れになったのが、ケイティには突然だったし、幼すぎたのもあるけれど、
叔母さんの存在って、かなり悪影響だったと思いました。
その叔母さんのようになってしまうラストだったら、悲しすぎるんですが、
お父さんの愛が勝ったように思います。よかった。

映画の半分ぐらいから、
ぽろぽろ泣けてきて。最後の方は号泣していました。
切ない涙とうれし涙とでした。
ずーっと家にDVDあったんですが、観れてよかったです。

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