ゴッドファーザー【映画感想】

映画

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第二次世界大戦後まもないNY。
5大マフィア組織の一つ、コルレオーネファミリー。
ドン・ヴィトー・コルリオーネ(マーロン・ブランド―)は、娘のほかに息子が3人いて、
3男のマイケル(アル・パチーノ)は、家業とは一切関係なく、大学を出て、戦争に行って帰ってきた英雄でした。マイケルには、家業を継ぐ気はなく、家族とは一線を引いていました。
ある日ドンが撃たれて、瀕死の重体に。
マイケルは、少しずつ家業に関わるようになっていって。。。

この作品は以下の配信サービスで視聴できます。

1972年の映画。3部作の1作目。
あらすじなど言わずもがなで、不朽の名作と呼ばれていますよね。

映画好きになってかなり長いのですが、
一度も観たことがありませんでした。

NCISのトニー・ディノッゾとか、
この映画が大好きだったキャラクターで、
ドラマ内でも、マーロン・ブランド―の真似をしているシーンも
あった記憶があるんですが(違ったらすみません)。

この映画って、
「男性のロマン」的な感じもあるのかな?って思っていました。

正直、
「男気」的なところは、よくわからないなぁ。。。っていうのが、
正直な感想です。

ただ、マフィアの世界を描いた映画とはいえ、
そこにいるのは結局「人間」。

縄張り争いや抗争も、
俯瞰して見れば、人間同士の争いの縮図のようにも見えてきます。

誰が正しくて誰が悪い、という単純な話でもなく、
それぞれがそれぞれの立場で、
守りたいものや、譲れないものを抱えている。

そんな中で、
一番人間らしく見えたのは、長男のソニーでした。

短気で衝動的で、
組織のトップには向いていない危うさもあるのですが、
妹を守ろうとする姿など、
愚かさも含めて、どこか人間らしい。

一方で、
最初はファミリーの仕事から距離を置いていたマイケルが、
誰よりも冷静で、冷酷な存在になっていくのも印象的でした。

父ヴィトーは、恐れられる存在ではありながら、
どこか人の情も感じさせる人物でしたが、
マイケルはそれとはまた違う形の「強さ」を手に入れていく。

父の背中を追いながら、
父とは少し違う存在になっていくようにも見えました。

マフィアの抗争を描いた映画ではあるのですが、
観終わってみると、
むしろ一つの家族の悲劇のようにも感じられます。

物語の終盤、
甥の洗礼式で神に誓いを立てるマイケルの姿と、
敵対する人物たちが次々と始末されていく場面が重なります。

神の前で「悪を退ける」と誓いながら、
裏では冷酷な粛清が行われている。

その対比は、
マイケルという人物の変化を象徴しているようにも見えました。

そして、妹コニーが夫を殺されたと泣き叫び、
妻ケイがマイケルに真実を尋ねる場面。

マイケルは「関係ない」と答えますが、
そのあと、部下たちが彼の手に口づけをして
「ドン・コルリオーネ」と呼び始める。

静かに扉が閉まるラストシーンは、
マイケルが完全に父と同じ“世界”の人間になった瞬間のようにも感じられました。

マフィアの抗争を描いた映画ではありますが、
観終わってみると、
一人の男が父の背中を追いながら、
父とは違う形の「強さ」を手に入れていく物語だったのかもしれません。

その強さは、もしかすると、
家族を守るためのものだったのか、
それとも家族を遠ざけてしまうものだったのか。

そんなことを、
ふと考えさせられる映画でした。

不朽の名作と呼ばれる理由は、
マフィアの抗争ではなく、
人間の姿を描いているからなのかもしれないなぁ~って思いました。

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